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自分の口に入るものを考える

秋は果物もなんでも美味しい!
秋は果物もなんでも美味しい!

解毒女子のみなさま!
長引いた夏の陽気ももすっかり落ち着いて

秋の風が心地良くふくこの頃。
さて10月、解毒女子下半期に突入です!

「夏の毒は夏のうちに制する」これが一番の理想ですが、

秋に持ち越してしまうのが現状です。
さあ、秋には繊維たっぷりの根菜類や

キノコ類が美味しくなる季節。

心身ともに毒出しに邁進いたしましょ!

 

さてさてちょっと身の毛もよだつお話し。

さてフランスのドキュメンタリー映画

「モンサントの不自然な食べもの」を皆さんはご存じですか?


まずは「モンサント」って何?からご説明

ラットたちの悲劇!
ラットたちの悲劇!

モンサント社は米国ミズーリ州 に本社を持つ

多国籍バイオ化学メーカー。
2005年の売上高は62億ドル、

3年後に110億ドルまで成長した驚愕の会社です。
そしてその名を世界にとどろかせたのは

世界シェアが90%!といわれる遺伝子組み換え作物の「種」!

 

夢の開発といわれた遺伝子組み換え作物もその

「不自然」な種から実る食べ物は

私たちのカラダを静かにゆっくりと

むしばんでゆくことが明らかになってきました!

フランス人科学者達が二年間かけて事実上

「内密に」実験した結果が

米国の「Food and Chemical Toxicology」

という科学雑誌に発表されました。

 

フランスのカン大学、分子生物学の教授、

ジル=エリック・セラリニ教授率いるチームが、

二年間200匹の実験用ネズミを用いて GMO

(遺伝子組み換え)トウモロコシのみで飼育したところ、

ネズミたちは腫瘍や、未知で重い症状の病気に次々とかかり、

事実上大量殺戮の結果となってしまったそうです。

 

原因不明の病気って!?

日々口にいれてるもののこと。考えましょう。
日々口にいれてるもののこと。考えましょう。

実は最近お知り合いにも

こういった話をよく訊きます。

 

「何万人に一人の病にかかった」

「不治の病で治療の方法がない」

 

原因不明の腫瘍に苦しむラットの写真をみたとき、

ああ私たちのカラダにもおこっていること

なんだなと思いました。

 

「すこしなら大丈夫。」
「人間ならば大丈夫。」

 

実はそれがとってもキケンで

あまい考えだということを

このモンサントの話をきいて実感した次第です。

 

うーん、農薬が減るから安全だと言われ続けた

遺伝子組み換えですが

とうとう化けの皮がはがされましたね!

莫大な医療費、次々と開発される新薬。

そして新しい食べ物たち。

 

しかしいっこうに減らない不調や病気の現実に

そろそろおかしいんじゃない!

って思ってもいい頃かもしれません。

 

 

まぜもの社会を考える

福岡伸一先生!やっぱり少し食い倒れ人形的な・・・
福岡伸一先生!やっぱり少し食い倒れ人形的な・・・

さて最後に生物学者、

福岡伸一さんのエッセイを紹介

 

京都吉兆の料理人さんはおっしゃいました。

 

「練りものというのは料理としては

 本質的に「逃げ」なのです」

 

ひき肉も餃子も練りもの。

人がつくったものはそこになにがどれくらい

入っているのかというプロセスがみえません。

牛丼や焼き肉店でも狂牛病の危険のない

豪州産に切り替えたとはいえ

上等なものばかりではありません。

 

横隔膜に付随する腱のような部分をひきはがして

濃い味付けをし混ぜているものもあります。

 

ファストフードの安いハンバーガーには

1個あたり500頭の牛の肉が入っていることも

あるといいます。

格安の部分をいろいろあつめて混ぜ合わせ、

均一化し量産する、

見えないプロセスがあるのです。

 

安い価格を実現するためにプロセスが

ブラックボックスになっていること、

 

練りもののようなものに囲まれ、

混ぜるということに対して

非常に鈍感になってしまっていることは

現代の食をめぐる、大きな問題です。

 

食だけでなくサブプライム問題も

ある意味で練りものでした。

 

不良債権になるかもしれないローンを

ほかのさまざまな債権とぐちゃぐちゃにまぜたのです。

 

沢山の債権で希釈してしまえば

リスクは薄まると考えられていました。

 

わたしたちの身の回りにあるものは

練りものだらけで、その中に何がいったい

どれくらい入っているかはまったくわかりません。

 

だからこそ、プロセスがみえないものを

いかに見えるものに変えていくかが非常に大事なのです。

 

(生物学者 福岡伸一 生命と食(岩波ブックレットNo 736)より引用)

 

プロセスがわかる食べ物を口にいれる。

まずは知ることから解毒女子の会では学んでいきたいと思います。

 

                           2012 10 07