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7月20日 解毒甘味の夜 第二弾ご報告!

19のスパイスは奥深い味わい
19のスパイスは奥深い味わい

7月20日 金曜はあいにくのおしめり。

しかしここ数日の暑さがおさまり

涼しい夏の夜の解毒甘味の夜とあいなりました。

毎回ご参加くださる方の個性豊かなこと!

感謝でいっぱいです!
今回は不登校研究の第一人者であり学生時代の

尊敬すべき研究会の後輩そして若きジャーナリストで

ドキュメンタリー作家さんが初参加!お運びくださいました!

 

さて今回もまた解毒女子の対話は炸裂!

スタートは19種のスパイスたっぷり夏カレー!

このレシピは給食の鬼!とよばれる佐々木十美さんの

レシピから教わった手作りのカレールー。
群馬から送っていただいた玉ねぎたっぷり林檎とじゃがいも、

セロリを煮込み、夏野菜で彩りを添えました。

プルーンをかけていただくとコクが増して最高!

ざわざわ!
ざわざわ!

さて解毒の会はエデュテイメント

(Education + Entertainment=Edutainment)を

テーマに楽しく体感して学び楽しむ「女宴!」

 

色々な話題が参加して下さった皆さんの

日常生活にリンクしてゆくと、もう話がとまりません!
これこそがきっと最高の学びの場ではないかしら、と思うこのごろ。
日常見慣れて親しんだものでも

ちょっとした新しい視座によって

まったく新しい世界が、そこにあることに気づいてゆきます。

いつもの常在菌の実験を

今回は作りたての初夏の梅酵素で挑戦してみました。
水でうすめた梅酵素をまずは全員それぞれで味を確かめます。

そのあと指を一本いれて撹拌。

そしてもう一度飲むと!

あら不思議。さっきと味が全然ちがう。

まろやかになった!薄くなった感じがする!甘味が増した?
このあたりからザワザワ興奮状態。


そしてここからが解毒女子の真骨頂。

この味の変化した梅酵素水を参加者全員で飲み比べします。

 

うわー!ぜんぜん味が違う!

色々な方の酵素水を飲んでその味の差を

舌で体感すると不思議な感覚が広がります。
どうしてこんなに味が違うのだろう。

 

それはきっと、人それぞれがもっている常在菌は

その種類も量も異なるから。
その「人」独自の味ってこれなのですね。
手で握るおにぎりの美味しいこと。

サランラップでにぎるとその味は歴然の差。
同じレシピ、同じ材料でつくっても

なかなか同じ味にならないのは

その人のもつ「常在菌」が決め手になっているから。

 

常在菌はどこにいる?

菌はどこにどれくらい!
菌はどこにどれくらい!

ではその常在菌。体のどこにいるのかしら?
それがこの図を見ると一目瞭然。

体の中でもっとも菌が多い場所はどこ?
そう「腸」です。

ここはとっても重要な体の中の「菌床」
でも一番よごれやすいところでもあります。

なぜってとても複雑なかたち。


食べたもののカスは下から上にはたまた横に移動、

そしてまた下ってS字結腸へ。

ここはもっとも詰まりやすい!
 

 

人の体温は36.5度。

熱帯夜を思い出してください。

生ごみをだし忘れて腐敗してしまったときの

臭いのおそろしいこと!
便が腸につまれば腐敗し腸の環境は大変なことに!


(私はこの話をしながら、かつて学生時代にごはんを

炊飯器にいれたまま忘れて放置したことを

思い出しました。

炊飯器からは何かもんもんと異様な臭気が

漏れ出ておりました。

おそるおそる蓋をあけると、さあ大変。

そこに広がっていたのはプチナウシカの腐海でした。

もはやガスマスクなしでは肺がやられる勢い。)


さてそのような腸内環境ではよい菌は増えてはくれません!
悪玉菌が増殖すると肌にあふれでてくる菌も

どんどん悪化!

そこでまずは腸を整えることが重要になってきます。

下水の排水管が長年の汚れをためて

被膜として管にまとわりついてしまうように

腸もまた細胞がうまく代謝されないことで

宿便として残ってしまいます。
繊維、水をきちんととり、とにかく腸を整える!
腸が整えば常在菌が増えはじめますよ!

 

善玉菌が増えればこれが皮膚を覆うベールとなり、

外界のウイルスや病原菌から私たちを守ってくれます。
 

 

そしてそして!常在菌は単純に外界の病原菌から

守ってくれているだけでなくもっともっと深い意味で

私たちを支えてくれているように思うのです。
 

 

常在菌の図からみて

私たちは親愛の行為として色々な相手と

常在菌の受け渡しをしていることは明らかです。

好きな人と肌をふれあったり、キスしたり!
 

 

その時、常在菌どうしはそれぞれが居心地のよい

相性であることを確認、判断しているはずなのです!

早稲田大学の「恋愛学」を展開される森川先生は

こう述べています。

 

「肌の接触やキスで菌を交換しながら

互いの免疫があがるかどうかで相手との相性を判断している」


菌が守ってくれている

解毒甘味をほおばりながら話題は尽きず!
解毒甘味をほおばりながら話題は尽きず!

そして日常生活のキケンを感知することも

きっと菌がしてくれているのではないかしら。

淀んだ空気のところ、気の流れが悪いところ。

菌たちは自分たちの生命活動を脅かす場を嫌うはず。

彼らは私たちに無意識の気づきを

教えてくれているのではないかなと思います。

 

あっちにいってはだめよ、こっちはだめよ。

菌は何千万という数でこのキケンセンサーの役目を

担っているのではないかと私は推測しています。

 

病院にお見舞いにいってなんだかぐったり

つかれてしまうことがあります。

それは「消毒、殺菌」された空間で常在菌が減るから

なのではないかしらと思いました。

 

入院が長引いたおばあちゃまが

「おうちに帰りたい、おうちがいい」と訴えるのは、

長年親しんだ菌が住まう空間に体の常在菌たちが戻りたい!

居心地のよい仲間と合流したい!

と訴えるからではないかと思うのです。

人生で菌をいただくのはお母さんの産道を通るとき。

生まれてから体にまとわりついた

粘液の菌を吸い込んで、はじめて体の中に菌を迎え入れます。

 

ですから最近は産婦人科では出産後、

沐浴をさせず軽くふくだけのドライウエット法が

主流になりつつあることを友人から聞きました。

こうすると明らかに赤ちゃんの免疫が

強くなるということです。

アレルギーやアトピー、ぜんそくになりにくい!

そう、つまりわたしたちは想像以上に

菌によって支えられた生活をしてるようなのです。

鍛菌生活、邁進してまいりましょ!

その秘訣は解毒女子の会にて!

また皆様とお会いする日を心待ちにしております。


                            2012 07 20