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           第29回 解毒女子の会

           ~聖なる性のおはなし~

  だって女子ですもの。性を一生涯たのしむための秘密編 ご報告

夜這い研究の第一人者 赤松啓介師匠!
夜這い研究の第一人者 赤松啓介師匠!

解毒女子&男子の皆様こんにちは!

 

緑あふれる美しい季節から

そろそろ梅雨の気配を

感じるこのごろ。

 

さらなる草花の命みなぎる季節です。

 

私にとって年に一度の最大イベント

「春の野草摘み」が無事に終わり

(今年もまた群馬の妙義山のふもとに

自然の恵みをいただいてまいりました。)

 

その後迎えた解毒女子第29回!

この度もまた多くの皆様に

お運びいただきましたこと

心より感謝を申し上げます。

 

さて今回は男子禁制の

わくわく企画。

「解毒女子的 ~聖なる性のおはなし~

だって女子ですもの。

性を一生涯楽しむための秘密編を

皆様に堪能いただきました。

 

解毒男子から何通かメールを

いただき、どうにか参加できないか?とか

女装すればいいですか?とか

詳細の事後報告をお願いします!とか

男子不在で繰り広げられる

現場に何しろ興味深々であられる様子。

 

書ける範囲でもちろんご報告いたします!

(しかし深ーいところはナイショです。)

 

 なぜ今このテーマ!!なのか

みんな真剣!!
みんな真剣!!

解毒女子では今まで躰の仕組みや躰の整え方

日々の栄養や解毒のお話しを

してまいりました。

 

当然躰のこととなればついて

まわるのが「性」のお話し。

このテーマについては

一度じっくり扱いたかったのです。

 

それはなぜかというと

日本の特殊な「性」事情。

 

保健や体育の授業で

学んだものってなんとなく

うしろめたい印象がつきまとい

そして大人になっても

まともに相談することもできず

少しオトナな友人と情報交換

する程度で学ぶ「性」の知識。

 

生きるということは

「性」の問題がつきまとう

ことなのに

いったいいつから

こんな「性」事情になったのかしら?

それをさぐるべく

「日本民族の性意識の変遷」を

学ぶところから今回の解毒女子は

スタートしました。

 

知恵の結晶!

祭りは男子の尻に女子が大注目!お尻のしまり具合が強さの象徴!
祭りは男子の尻に女子が大注目!お尻のしまり具合が強さの象徴!

色々とひもといてゆくと

日本の性意識はとても興味深い

知恵の結晶です。

 

古代から近世、中世にかけて

主に人口の8割は農耕民。

農村社会での労働システムは

いかに土地の恵みを豊かに

かつヒトもまた産み育ててゆくか。

 

男性は15歳ともなれば若衆組にはいるべく厳しい

農作業に耐えうる体力テストがあり、

無事にそれを通過すると

大人の女性から「性」のてほどきをうけます。

その「大人の女性」とはご主人を亡くした後家さんや

子育てがひと段落した女性。

男子達は大人の女性たちと寺にこもってじっくりと

実践で!!「女性の性」とは何かを学びます。

 

そして生理の仕組みや夜這いの仕組み、結婚や妊娠、

出産についてを教えてもらいこの儀式を終えてはじめて

「若衆組」の一員となります。

農作業により手間賃も貰える

村で一人前の存在となるわけです。

 

「夜這い」のシステムは村によって

それぞれのルールはあるものの

くじ引きで相手をきめて3か月交代で

まわったり、まったく自由に相手を

選ぶこともあれば、村の中なら誰でも

OK,村外は×などの決め事がありました。

 

 「処女」という概念!!

人口が増えると田を分けることに。そこから「たわけ」という言葉が生まれました。
人口が増えると田を分けることに。そこから「たわけ」という言葉が生まれました。

さて女性はというと

初潮を迎えると

村で最も信頼のおける中年男性に

破瓜(はか)をお願いします。

(はじめての相手をしてもらうこと)

それから「女組」に仲間入りします。

躰が充分に成長したことを

認められてから夜這いのシステムへ仲間入り。

いろんな相手と関わりながら

自分にとって相性のよい相手を

みつけてゆくという仕組み。

 

つまりその当時「処女」という概念は

存在しません。

 

当然、貴族やハイクラスの階級となれば

「誰の子を産むか」ということが重要

なので新婚初夜に破瓜したか?どうかを

チェックする習慣が存在しますが

(出血を確認するということ)

それが一般民衆には全くありえない

習慣でありました。

 

さあではなぜ

私達の世代に「処女」幻想がうっすら

残っているのかというと

それは日本の近代化の過程で

キリスト教概念や貴族文化が

ながい時間をかけて徐々に

一般民衆に降りてきたからだと言えます。

 

永きにわたり人間が

人間の生理に基づいて形作って

きたシステムは驚くほどの精度。

 

たとえば「間引き」に関しても

それはけして残酷とは程遠い考え方。

 

豊かな恵みを与えてくれるのは

大地、土地であり、人間が増えすぎては

ならない。そこで過剰に増えた人間を

間引いていました。

 

逆に西洋的な考えでは人の命が絶対で

最優先すべきこと。

でもこの考えだと人の命が増えることで

いずれその土地で食べてゆくことが

できなくなり他の土地を侵略せざるを

えない結果に。それが戦争を生んでいきます。

 

でもいまさらそんなこと

学んだところでどうするの?

という質問が飛んできそうですが。

 

私達日本人は

国民国家をつくり近代化することで

植民地支配を逃れることが

できたことは事実。

その恩恵をうけてきたことでの

今の社会の繁栄があります。

 

しかしそのかわりに手放さざるを得なかった

人間の生理にそった習俗というものが存在します。

 

私達は現実に従わなくてはならない

社会ルールと人間本来の生理には「隔たり」が

あることを認識していれば

色々な悩みや悲しみが少しは

楽になるかなと思います。

 

だってこの「隔たり」によって

日々悩んでいるのですもの。

「隔たり」があることが

認識できれば、悩みはなくなります。

だって悩んでも仕方ないもの、と

割り切れるから。

 

今回は民俗学、社会学、文化人類学の

多くの知見をもとに開催した

解毒女子の会でございました。

すりこまれた価値観の解毒。

今後もますます進めてまいりますよ!!

 

※最後は皆でお尻の「秩辺穴」を確認!

膣と尻を締めていけ!の大号令のもと

充実した性ライフを皆で誓いあった吉祥寺の

夜でございました!

この度も皆さまとのたのしいひとときを

ありがとうございました。

 

2014 05 20