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第22回 真夏の夜の解毒女子の会

@吉祥寺 タイヒバン 「血液を制する者、人生を制す!」

質のいい満タン赤血球をつくることは

健康な体つくりの基本であり、とても大事なことだけれど

さらに重要なことは血液の流れを日々しっかりと促すこと。

 

血液はすみずみまで流れてはじめて

私達の体の機能を保ってくれるのです。

さて今回はすばらしいゲスト漢方薬剤師&鍼灸師

でいらっしゃる若き好青年 青木満先生をお迎えし

体にとどこおる「瘀血」(おけつ)について

詳しくお話し頂きました。

 

人類のながい歴史のなかで伝えられてきた

「瀉血」(しゃけつ)という技法。

血をすこし抜くことで頭痛や肩こりをはじめ

マラリヤといった感染症まで効果があったとのこと。

初めて聴く話題に興味しんしんでございました。

 

そう確かに毎月定期的に生理を通して「血液」を

排泄する女性のほうが男性よりも平均寿命が

ながいのは瘀血を出しているからという説にも

ふむふむとうなずきました。

 

血液のヒミツにせまる!

満タン赤血球の姿!
満タン赤血球の姿!
瀉血をじっと見守る解毒女子たち!
瀉血をじっと見守る解毒女子たち!

科学的にはなぜ血を抜くことがそれほどの効果に

つながるのかは明らかにされてはいないけれど

やはり長きにわたって人類が積み重ねてきた

知恵ほど興味深いものはありません。


プリミティブな技法ほどなにか深い哲学があるように

思えるのはわたしだけではないはず!

今回は「舌診」という舌の状態を観察することで

カラダ全体の瘀血の状態を青木先生に診てもらい

解毒女子に御協力をいただいて経絡にそった

瀉血「刺絡」(しらく)を実際にしていただきました。

 

経絡の出入り口である指先の爪のよこに

ほんとうに小さな針をさして青木先生にしごいて

いただいて瘀血をだします。

するとみるみる手、腕が軽くなったとのこと。

 

さあ、そして今回のお楽しみは抜いた血液を顕微鏡で観察!
赤血球の姿や白血球の姿が大画面に映ると、

ほんとにわずかな血液の中にこんなに

すごいミクロの世界が広がっているのかと毎度のごとくびっくり。

特に白血球はまるで微生物のようにうごきまわって

異物をせっせと取り囲んでいきます。
思わずこぼれ出る言葉。「うーん、いとおしい。」

 

さてこのたびも吉祥寺タイヒバンさんでの

お食事は充実の夏野菜!ビタミンミネラル豊富な

本物のお食事をいただきました。

「本質的にぜいたくなお食事」とは

オーナー池田さんのお言葉。

 

従来の概念をこえる「たい肥」が育てたお野菜は

まずそのままで十分に味が濃く、美味しいの一言!

私達の躰に流れる血液をつくるのはみんな食べ物です。

 

質のいい血液をつくることは

質のいい躰つくり、

しいては「質のいい人生つくり」へつながります。

タイヒバンさんはそんな大切なことを

実感させてくださる空間です。

 

血液はがんばっています!

悪いことしそうな形です!
悪いことしそうな形です!

さあ、人の躰に流れる血液。

毎日がんばって

私達の体を守ってくれています。

その姿を観察すると
やはり百聞は一見にしかず、です。

顕微鏡という文明の利器に感動します!

鍼灸の技法では肌に小さく傷をいれたあと

吸玉(カッピング)で吸いあげてを

瘀血を出す方法があります。
その瘀血の写真はすごいことになっていました。

イガイガ赤血球。

細胞膜が酸化してイガイガ状態です。

(これは知人の治療家の方に御協力いただいて

吸玉をしたあとに出た血液をみせていただいたもの)

 

もはやこのような姿になると

白血球は赤血球と認知できず異物と判断し

退治に集まってくるとのこと。

退治といっても白血球は異物をガブガブ

たべていくので(「貪食」 どんしょくといいます。)

異物をたべきった白血球はそこで息絶えます。

その死骸があらたな血液の汚れになってしまうのだけど。

 

その話はまた解毒の会にて!


「サビないカラダ作り」

とはよく聴く言葉だけどそうか細胞レベルで酸化する、

サビるとはつまりこういうことなんだ。と、

顕微鏡をとおしてはじめて実感。

見た目だけでもうーん、流れにくそうですよね。

では細胞膜がサビないためには

どうしたらいいんだろう、

白血球が勢いよく働いてくれるためには

どうしたらいいんだろう。

そのヒントを学べるのが解毒女子の会!

 

栄養と消化と臓器と血液。

順番に学ぶとその関係がよーく解るようになります。

 

私達はけして勉強していないわけではないし

けっこうな知識も持っているのだけれど

それらの知識を統合する機会になかなか巡り合えなかった。

 

そんな分断された知識の統合の場をめざして

きたのが解毒女子の会です。

「食べて語って観察して!」

解毒女子の会、

ますます楽しき解毒道を深めてまいりたいと思います。

 

まだまだ続きそうなこの気象統計史上

最も暑い夏!しっかり汗をかいて毒をだしておきましょね。

 

この度も学び多きひとときをありがとうございました!

2013 8 18